「有里さん……」
「どうしたの、ナツちゃん、」
「これって、若い頃のタッツですか?」
「ん?」
只今、赤崎ナツはETUのフロントに来ております。
あ、こら! ゴトゥー! のぞき込むな!
「選手時代の達海じゃないか!」
「間違いないわ! こっちの小さい子はナツちゃん?」
「うっ……そうです、私です、遼兄曰わく、迷子になった私を探してたら私はタッツと遊んでたらしいです……」
「この時から仲が良かったのね、」
「私、覚えてないですよ、」
「監督に見せて見たらいいじゃない!」
「え、何か嫌――」
「何が?」
「ぎゃあ!」
「丁度いい時に来たな、達海! これ、若い頃のお前とナツちゃんだぞ」
「若い頃の俺と? ……!」
「ぎゃああ! ゴトゥー! 何勝手に見せて……!」
「ナツ、お前、あの時の泣き虫猫だったのか?」
「きゃぴい! 猫!?」
「ああ、滑舌がまだわるくて、にゃーにゃー言ってるみたいだったから猫」
「ぎゃああ! 覚えてなくていいのに!」
「何か俺がクーリングしてたら、泣いててさぁ、俺のユニフォームの裾つかんで"にぃーにぃーどこぉー? "って」
「思い出さないで! タッツ!」
「で、"俺知らない"って言ったら余計泣きそうになって、高い高いとかしてたら泣き止んで、ボール一緒に触ってたら、広報が来て写真撮ってた。……そうか、ナツだったのかー、」
「恥ずかしい……!」
「そう思うと、ナツと俺の年の差って結構あるよなー……」
「?」
「なぁ、ナツ。昔みたいに"たちゅみ"って呼んでみて」
「た、……たちゅみ、」
「うん、やっぱり泣き虫猫はナツだな、」
「恥ずかしいいい! ……あ、そうだ! これ見てよ、タッツ! 有里さん! ゴトゥー!」
「ん?」
「今じゃ想像つかない満面笑顔の遼兄!」
「「「!!!?」」」
赤崎妹の、写真談義
(想像つかねーな、)
(赤崎君かわいー、)
(赤崎にもこんな時期が……)
(でしょ!)
(……なぁ、ナツ。この昔の俺とナツの写真貰っていい?)
(? いいよ?)
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SQUELCH!!