Mimic what one says(4)



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 母親は、いつも俺や妹のせいにしていた。俺がいたから、妹がいたから、男が去るのだと。恐らく水商売をしていたのだろうが、それにしてもずっと誰か男を追いかけて不在だった。家賃、水道代、ガス代を払っていたのは最後に残った良心かと思ったが違う。それを止めてしまえば、俺たちが餓死し、自分が虐待したと世間にバレるのをこの女は理解していたのだ。父親に殴られる俺を見て、男に抱かれる俺を見て、女はゲラゲラ笑う。
「あー、気持ち悪い! お前らは生きてる価値なんてないのよ!」と。


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 まずは一人目だ。母親であった人物を、屋敷に呼び出すこともなく殺した。自殺にみせかけて。近くに監視カメラなんてありはしない。今までの恨みをのせてやろうと思ったが、最後まで計画を続けたいから淡々と殺した。コイツの自殺の原因は男だ。今や俳優だからタレントだかわからないがそんな人物と交際していたコイツは今までの悪事が露呈するのを恐れて死んだ。コイツに握りしめさせたゴシップ記事にはそれが書かれている。
 母親であった女を殺したというのに、俺はなんとも思わなかった。当たり前だ、コイツには生きる価値などないのである。自殺報道をみて、高遠遙一がよくできましたと褒めたのが少しだけ嬉しかった。