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ナナシが俺に近づかなくなった理由をしりたくてここ最近朝から帰宅するまで彼女のことを見ていたがこれと言った理由はみられなかった。しかしその代わりにナナシのことを色々知ることができた。日常生活の事からから些細な事まで。自分の知らない彼女のことを知る度に胸の奥の方がきゅっと痛くなる。初めての感覚に戸惑いながらなるほどこれが巷で噂の恋煩いかと納得していた。
ナナシを見つめること何日か経ったある時から彼女は度々周りを気にする素振りを見せ始めた。それからと言うものの何かを考え込んでいたりどこか上の空だった。加えて最近寝不足な様で目に見えて弱っていた。体調不良と寝不足を指摘し、何日か休養を取る様に言ったが、大丈夫だと言って聞かなかった。最近何か悩んでいるようだが何かあったのか、何かあったのなら話せとも言ったがこれまた大丈夫だ、の一点張りで彼女は何も話さなかった。俺には何も言えないのかという事にもだが、その時に浮かべた少し困ったような微笑みに苛ついた。
その後いつもの様に病院から帰宅する彼女をつけていたら牧野さんに出会っていた。彼女は笑顔で(最近俺には見せなくなった笑顔で)牧野さんと話し、俺には話さなかった悩み(牧野さんには話せる悩み)を話し、牧野さん(俺ではなく)を頼る。そんな彼女を見て俺は、

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