黒猫のジェラシー(荀ケストライクノワール)

よそ様の夢主ちゃんお借りしています。

※フォロワーさんの夢主ちゃんのプロフィールより
フェリシアウィンダム
優しくて愛嬌のあるブルーウィング事務員さん。
ちょっとおっちょこちょい。


どうもこんにちは。
僕は荀ケです。
ブルーウィングコーポレーションの企画開発室責任者をしています。
僕にはフェリシアという年上の恋人がいます。
おっちょこちょいだけど、面倒見が良くて優して気立ての良い自慢の恋人です。
初めはインターン生と新人事務員の間柄でしたが、数々の障害(無茶振りCEO、因縁の代行)と長い時間を掛けて晴れて彼女との交際に漕ぎ着けたのです!
最近は同棲も始めて、仕事でもプライベートでも順風満帆な毎日を送っていました。
そんな僕は今、ひっそりと物陰に隠れて談笑するフェリシアを見ています。
同性の社員さんなら僕がこんなところに隠れなくても普通に挨拶するのですが…今回はそうではないのです。

「…、……」
「………、………」

何故なら彼女の談笑相手は男性ーー劉備ユニコーンガンダムさんなのですから。
劉備さんと言えば、董卓討伐の際に曹操様と共闘したショク・エリアの自警団ドラゴンズウォッチの若きリーダー。
曹操様を筆頭に夏侯惇さんや夏侯淵さん、張遼さんなど幹部の方々からも実力を認められ信頼されているすごい人なのです。
噂ではあのレッドタイガーの孫堅殿にも気に入られているとか…。
最近よく曹操様に会いにブルーウィングへ訪れることが多いのでその姿を見かけるのですが、今日は何故か僕の愛しいフェリシアとお話しているのです。

「………?」
「…!…………」

しかもめちゃくちゃ楽しそうに!
僕は遠くから眺めているために会話の内容は聞こえないのですが、明らかに普段の彼女よりも3割り増しで笑顔が輝いて見えます。
ああもう本当に可愛いです僕のフェリシア…。
はっ、話がそれてしまいました。
劉備さんいつの間にフェリシアと仲睦まじく…!
ようやく最大の恋敵、張遼さんを退けたというのに。
ここに来てまさかのダークホースが現れるとは…!
とにかくもう少し近付いて様子を見よう。
と、一歩踏み出したその時。
突然劉備さんが立ち上がってフェリシアの顔にぐっと近付いていました。
あと少しで2人の顔が……!

「それ以上、フェリシアに近付かないでください」

気付けば一歩どころか、身を乗り出して劉備さんの前に立ち塞がっていました。
知らなかったとは言え、彼女に触れることはたとえ曹操様が認める男であっても許せません!
僕の登場で劉備さんはキョトンとした顔で僕を見つめています。
そんな驚いた顔したって僕のフェリシアに口付けようとした罪は消えませんよ。

「フェリシアは僕の大切な恋人です。いくら劉備さんでも彼女に触れるのは止めてください。もし、フェリシアに好意を持つと言うのなら僕は」
「荀ケ君荀ケ君」
「なんですか、フェリシア。僕は劉備さんに一言言わないといけないんです」
「よく見て。その子は劉備君じゃないよ?」

え?と改めて目の前の劉備さんを眺めてみると。
目尻はキリっとしていて髪型はポニーテールで綺麗にまとめてあって…視線を落とすと男性にはないはずの膨らみがありました。
…僕はすっかり失念していました。
劉備さんには、劉備さんそっくりの双子の妹ーー燐玲さんがいることを。
ドラゴンズウォッチの司令塔である燐玲さんは僕がブルーウィングの仕事で暴動に巻き込まれた時に助けてくれた命の恩人です。
劉備さんとよくブルーウィングに来られるのと、年齢が近かったのもあってすぐに打ち解けました。
道理で男性と話す時よりも楽しそうだったはずだです。
その燐玲さんは僕の口上を聞いた上でクスクスと笑っています。

「す、すみません燐玲さん!僕、劉備さんとあなたを間違えてしまって…」
「ふふ、気にしないで。私と劉備って似てるからよく間違えられることが多いの。夏侯淵さんなんて全く見分けついてなくて名前呼び間違えちゃうんだから」

夏侯淵さん…何度も顔突き合わせてるんですからいい加減覚えてくださいよ。
僕もフェリシアのことで頭がいっぱいで気付きませんでしたが…。

「それにしても大切な恋人かぁ。フェリシアさん愛されちゃってますね」
「も、もう燐玲ちゃんたら…」
「照れなくてもいいじゃないですか。社内で堂々と交際宣言するなんて、普段冷静な荀ケ君の情熱的な一面が見れて新鮮でしたよ」

社内、堂々、交際宣言……っ!?
燐玲さんの言葉1つ1つを僕の中で復唱する度に沸々と沸き上がる熱。
そうだ、ここはブルーウィングの社内で、僕は、ぼく、は……!!

「うわあああああああっ!!!!?」

ついに僕の羞恥心は爆発し、社内であるにも関わらず普段の僕からは想像も出来ないような奇声を上げて走り出しました。
ああもうしばらくブルーウィングに出社したくない、そしてフェリシアを巻き込んで絶対にテレワーク申請しよう。
走りながら今後の予定を組み立てて、僕はブルーウィングを飛び出した。

黒猫のジェラシー

「そんなに照れなくてもいいのに…」
「おーい燐玲ー、フェリシアさーん」
「あら、劉備君に社長。お話はもう終わりですか?」
「今日のところはだが。それより荀ケの絶叫が聞こえた気がしたんだが何かあったのか?」
「それがね、なんか荀ケ君に牽制されちゃった」
「ああ…(察し)」
「は?牽制?てか何で少しうれしそうなんだよ…」


物陰に隠れていた荀ケ君が聞き取れなかったフェリシアさんと燐玲ちゃんの会話。

↓↓↓↓↓↓

「フェリシアさんいいなぁ…」
「何が?」
「胸が大きいなぁって…私色々と試してるんですけど全然サイズが上がらないんですよ」
「朝は普通に起きて荀ケ君と朝ご飯食べたり一緒に出勤してお昼も時間合わせて取るし、夜は待ち合わせて一緒に帰るしその後は…………はっ!と、特別な事は何もしてないよ!?」
「荀ケ君と同棲してるんですね(ご馳走様です)」
「そうなの!同棲始めたばかりだから慣れないことも多いけど、今すごく幸せよ」
「同棲…私も孫権といつか…」
「お胸の大きさは燐玲ちゃんが気にするほど孫権君は気にしないんじゃないかな。特に好きな子のことだったら自分がコンプレックスに思ってることも含めて愛してくれると思うよ?」
「フェリシアさん…あ」
「ん?どうしたの?」
「ちょっとそのままで。頭にゴミが……」

このタイミングで荀ケ君が来ます。