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▼054.僕の位置/ジン
20140331 054. 僕の位置一睡もしないで降り注ぐ朝日が眩しい。朝と昼の真ん中だから厳密には朝日じゃないかもしれないけど、とにかく陽光が刺さって目も開けられない。だけど実は真っ白のシーツに反射した光を、私はそれほど嫌いじゃない。「おかえり」とくぐもったこえがシーツのしたから聞こえるからだろうか。それとも今すぐに睡眠を求めてる私の脳がまやくぶっしつを放出しているから?
まあそれはともかく、浴びたシャワーの雫が髪の毛の先をポトリと垂れた。シーツに広がる色のない丸のあと。黒い髪がみえた。伸びをする筋肉質の腕。ふわあ、と大きなあくびの音。がしがしと頭をかいて眠たげな目をするジンにすりよった。「冷たっ」髪乾かしてこいよー、とおでこに張り付いた髪が分けられた。けど、私は今すぐに目蓋がくっつくだろうという確かな予感がある。やれやれと溜め息を付く音すら優しい。明るいシーツの中は幸せの色をしている。
(2018/01/02)