支援C
>>カレン&アイーシャ



カレン「後は焼けるのを待つだけですわね。我ながら上手くいきましたわ!」


アイーシャ「あ、あの……」


カレン「あら、そちらにいらっしゃるのはアイーシャさんではありませんこと?」


アイーシャ「はい……廊下を歩いていましたら甘い匂いにつられてしまって。フラフラとここまでやって来てしまいました」


カレン「あらまぁ……うふふ、アイーシャさんたらまるで蝶々みたいですわねぇ」


アイーシャ「蝶、ですか?」


カレン「今ちょうどお花のクッキーを作っていたところでしたのよ」


アイーシャ「お花がたくさん……全部カレンさんがお作りに?」


カレン「ええ、ヒマを持て余していたものですから」


アイーシャ「こんなにたくさん……しかも、それぞれ違う形のものばかり」


カレン「いろんな花があった方が花束みたいで素敵かと思いまして。やるからにはとことんやるのがわたくしのモットーですわ!」


アイーシャ「本当に……すごくキレイだと思います。あの、こう言うのは失礼かもしれませんが、カレンさんはわたくしと同じで元ご令嬢だとお伺いしましたから、お菓子を作られるなんてちょっと意外です」


カレン「確かに普通のご令嬢は厨房に立つことすらしないでしょうね。ですが、わたくしの実家は『貴族の型破り』が代名詞のブランス家ですから……お菓子は昔から作っていましたわ」


アイーシャ「そうだったんですね。わたくしの家は……いわゆる典型的な貴族でしたから、令嬢らしくないことをするのは許されませんでした。なので……家を出てからは全てが新鮮で。カレンさんがお作りになるクッキーも、アフタヌーンティーに出てきて欲しいくらい。とても美味しそうです」


カレン「ありがとうございます。そうですわ、クッキーが焼けましたらアフタヌーンティーにしませんこと? アイーシャさんのご都合がよろしければ、ですけど」


アイーシャ「まぁ本当ですか? 嬉しい……是非ご一緒させてください。クッキーはカレンさんがご用意してくださることですし……紅茶はわたくしがご用意いたしますわ」


カレン「ではお言葉に甘えまして……よろしくお願いします」


アイーシャ「はい。わたくし、ティーセットをお持ちしますから、少々お待ちくださいね」


カレン「ええ、お気を付けていってらっしゃいませ」


(カレンとアイーシャの支援レベルがCに上がった!)

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