支援B
>>カレン&アイーシャ



カレン「アイーシャさん、アフタヌーンティーに付き合ってくださってありがとうございます」


アイーシャ「そんな……わたくしの方こそ誘ってくださってありがとうございます。それに、こんなに美味しいクッキーまでいただいてしまって……」


カレン「それを言うならアイーシャさんの淹れてくださった紅茶こそとても良い香りですし、お味もクッキーにピッタリで相性抜群ですわ。アイーシャさんは紅茶を淹れるのがお上手ですのね」


アイーシャ「紅茶は、よくフィオーネ姫様のお茶を淹れていたので少しだけ得意なんです」


カレン「そう……フィオーネ姫様もアイーシャさんの淹れる紅茶がお好きだったんでしょうね。こんなに美味しいんですもの」


アイーシャ「そうだと嬉しいのですが……わたくしも姫様も紅茶が好きだったからか、二人で美味しい紅茶を追求し始めてしまったらもう止まらなくなってしまって。いろんな種類の茶葉を使ったり、いろんな淹れ方を試してみたりもしました」


カレン「フィオーネ姫様と仲がよろしかったのですわね」


アイーシャ「はい、侍女になる時はとても緊張しましたけど……姫様はとてもお優しい方でしたから。私も気負うことなく接することが出来たのだと思います。カレンさんは、わたくしよりももっと前から家を出て僧侶になったのですよね」


カレン「ええ、かれこれ6年ほどは前になるのかしら。……今思えば結婚したくなさに家を飛び出すだなんて良家の子女としてどうかとは思いますけれど、後悔はしていませんわ」


アイーシャ「…………」


カレン「アイーシャさん?」


アイーシャ「あ、すみません……やっぱり思っていた通り、カレンさんはすごい人です。カレンさんは自分というものをしっかりと持っていらっしゃるんですね」


カレン「そう……かしら? アイーシャさんもご自分の意思で家を出たではありませんか。勘当されてもおかしくはない状況で旅に出るなんて相当の覚悟をされてのことでしょう。わたくしよりもよほど立派な決意だと思いますけれど」


アイーシャ「わたくしは……確かに、最終的には自分で覚悟を決めて家を出ました。ですが、覚悟を決めるまでにいろんな方から背中を押されて、やっと一歩踏み出す勇気が出たのですもの」


カレン「それはきっと、ご自分のなさりたいことを後押ししてくれる方がアイーシャさんの周りにはたくさんいらっしゃるということですわ。一人で突っ走るよりも、ちゃんと周りのことを考えられる人の方がわたくしは立派だと思います」


アイーシャ「あ……そんな風に考えたことありませんでした。そういう見方もあるんですね」


カレン「元令嬢という共通点があっても、わたくし達中身は正反対みたいですわね」


アイーシャ「ふふっ、そうですね。でも、これからも仲良くしていただけますと嬉しいですわ」


カレン「もちろんですわ、またアフタヌーンティーご一緒しましょうね」


(カレンとアイーシャの支援レベルがBに上がった!)

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