支援C
>>アさん&ユラン
ユラン「あれ、あそこにいるのは」
アラン「サバサバ?マドモアゼル。どうだい、俺と一緒に……」
マドモアゼルB「私急いでるので!」
アラン「ノンノン、そう恥ずかしがることはないぜ……ってもう行っちまった……」
ユラン「あぁぁっ! もしかしてアンタが噂の……!」
アラン「ん? これはこれは積極的なマドモアゼルだ。イケメンウィザードな俺の噂を聞きつけてわざわざ声をかけてくれるなんて……俺も罪深い男だな」
ユラン「自称イケメンで女の人を見かけたら声をかけずにいられない節操なしナンパ野郎、アさんね?!」
アラン「んなっ、誰がそんなことを?!」
ユラン「私の周りにいる不特定多数の人からそう聞いてるけど……違うの?」
アラン「いろいろ言いたいことはあるが、俺はただのイケメンじゃねーから。イケメンウィザードだからな! ちゅーか、俺のことを“アさん”とか呼ぶヤツは今のとこアイツくらいしか思い浮かばねー」
ユラン「うちのクソ兄貴が度々お世話になっているわね」
アラン「魔法(マジ)かよ……! アイクって妹いたのかよ! そんな話一言も聞いてねーぞ!」
ユラン「私はよくバカ兄貴からアさんの話聞くわよ。この間は……ええと何だったかしら、アさんから教えてもらったジャズシンガーの猫の話をするんだって意気揚々とアイーシャに会いに行ったわ」
アラン「ジャズシンガーの猫って何だよ!!」
ユラン「それはこっちが聞きたいわよ!! うちの兄ってば純粋にバカだから変なこと吹き込むのはやめてよね!」
アラン「それ俺のせいか?! ちゅーかジャズシンガーじゃなくてシュレディンガーの猫な! くそっ、アイツ教えたそばから名前忘れてるし、その後の報告なんて聞きたくなかったのにアイーシャに何て話したか気になっちまったじゃねーか……!」
ユラン「アさん、何だかんだで面倒見が良いわね」
アラン「アイツはなんか放っておいたらダメだろ。あれだ、道に飛び出して馬車に轢かれねーかヒヤヒヤさせる子供みたいで目を離したらいけねー気がするんだよ」
ユラン「心配しなくても大丈夫よ、アイクは例え天の箱舟に轢かれたって死にやしないわ」
アラン「いや〜、いくら天使だからって汽車に轢かれたら普通にヤバいんじゃ……」
ユラン「でも私達って空から何回も落ちてるけど普通に死んでないじゃない」
アラン「そういえば俺達って本当にご愁傷様だったな」
(アランとユランの支援レベルがCになった!)
―――――
つい出来心で……! ユランのアさんに対する第一声が口悪すぎて魔法(マジ)ですみません。
アさんとアイクの支援会話を読んで触発されました。その支援Cを意識して書いたので何だかオマージュ的な作品みたいになってしまいました←
そういや今更気が付きましたが、アさんとユランって何気に名前の響き似てますね。
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