映画感想ログ


10クローバーフィールドレーン

★★★★

〔あらすじ〕
主人公のミシェルは夜道をドライブ中、事故に遭ってしまう。
気がつくと右足を手錠で壁に固定され、点滴を投与されていた。
なんとか携帯電話を手繰り寄せるも圏外。
戸惑っていると金属製の扉が開き、男・ハワードが入ってきた。
彼の説明によると、ミシェルが事故に遭い、怪我をしたので自宅へ連れ帰り看病していたとのこと。
外部と連絡を取りたいと申し出るも、「外に生存者はいない」と切り捨てられてしまう。

ハワードの説明によると、ある日地球は攻撃を受けて殆どの生命は死滅していて、外気は汚染されているらしい。
ハワードは地下シェルターを所持していた上、この日のために非常食を用意するなど準備を整えていたので無事だったようだ。
と、暴れているような物音が聞こえ、ハワードが部屋を出ると誰かを怒鳴りつけた。
自分の他にも誰かいるようだと察するミシェル。

いまいちハワードを信用できないミシェルはある日、ドアが開いていることに気付き、部屋の外へ。
その音に驚いて声を掛けてきた男がいた。
彼もここに匿われている一人で、暴れていたような物音は彼が一週間分の食事の乗った棚を倒したからだそうだ。

シェルターを案内したハワードをやはり信用出来ないミシェル。
そのミシェルを見兼ねて、ハワードは外へと繋がる扉へ案内した。
二重扉のひとつだけを開錠し、表を見せるハワード。
ミシェルが小窓から外を覗くと、長閑な農場に見えたが窓の近くにあった豚小屋の前で豚が二頭死んでいるのが見えた。
皮膚が爛れており、何かしらの化学薬品でやかれたように見える。
外は危険だと改めて伝えたハワードだったが、ミシェルは部屋の上を車が通る音を聞いていた。

ハワードの言っていることは嘘か真か。
彼の言葉が嘘なら、真なら、と想像しながら見たら楽しかったぞ!!


相変わらずハワードを信用出来ないミシェル。
外に出る為にはハワードが持つ鍵を奪わなければならない。

夕食の最中、もう一人の男・エメットと親しくするとハワードが苛々することに気が付いたミシェルはエメットの与太話に乗り、胡椒や塩を取ってくれるように頼み、わざと手に触れる。
すると読み通りハワードは激昂。
その隙を見て鍵を盗んだミシェルはハワードの隙を付いて一気に扉へ。
ミシェルの行動が読めた二人は止めるがミシェルは二重扉の一つを開錠し中へ入るとハワードを締め出した。
外へと繋がる扉を開けようとすると、車近付いてきたため、ミシェルはその車に助けを求める。
しかし、扉に辿り着いた運転手は逆にミシェルは助けを求める。
中に入れて欲しいと懇願する女性の顔は豚の皮膚と同じく焼けただれており、ハワードは開けないようにと何度も言う。
やはり、ハワードの話は本当だったようだ。

それからは三人で割と楽しく日常を送る。
食事をして、映画を見て、ボードゲームやパズルに興じていたある日。
何かがシェルターの歌を通過した。
物凄い音と振動にただ事ではないと、怯えるミシェルにハワードは生存者を殲滅する為に敵が動いているという。

と、ここで問題が。
空気を浄化しているシステムがおかしくなってしまい、再起動が必要に。
だが、通常そこへ行くための扉が開かなくなってしまった。
そこへ行くための唯一の道はエアダクトを通ること。
ハワードは巨漢、エメットは怪我をしている為に通れない。
通れるのはミシェルだけ。

エアダクトを通り、無事にシステムの再起動を終えたミシェルはその部屋の天窓に気付く。
天窓には鍵が掛かっていて開きはしないようだ。
梯子を登り、そこから見える青空を見ていると、窓に規則的な傷があるのを見つける。
天窓を全て見えるように窓の内側に付いていたシャッター的なものをズラすと、「HELP」とあり、血痕が。
その異様な光景に戸惑いつつ、梯子を降りたとき何かを踏みつけてしまいそれを手に取ると血痕の付いたピアスだった。

ミシェルは再びハワードを疑う。
部屋で見つけた血のついたピアスを、ミシェルは以前見ていた。
ハワードが娘だと言って見せた写真の少女の物と同じだったのだ。
エメットに部屋で見つけた「HELP」の話をして、それを書いたであろう人物、ハワードの娘の写真をハワードの隠し場所から取り出して見せると「それは娘じゃない」という。
「その子は2年前に行方不明になった妹の同級生だ」と言うエメット。

物音がしてハワードが近付いて来たことを知った二人は慌てて元に戻そうとするが、別の写真が落ちる。
そこにはハワードに肩を組まれている少女の写真。
「娘の物だ」と言ってミシェルに渡したTシャツと同じ物を着ていることから二人の少女を指して自分の娘だと言っていることがわかる。

二人は計画を立て、ハワードも信用出来ないので外に助けを求めようとする。
とはいっても外気は危険な可能性があるため、二人は防護服を作り、ガスマスクも作った。
あとはハワードから銃を取り上げて真実を聞き、外へ出るだけだ。

しかし、ハワードに何かを作っていると勘付かれてしまい、エメットはミシェルを庇って「自分がハワードから銃を取り上げる為に武器を作っていた」と言い、ハワードによって殺されてしまう。
部屋に戻ったミシェルはエメットを失ったことを涙するが一人で計画を実行する為に準備を進める。

ところが防護服を作っているときにハワードが近づいて来てしまう。
慌てて布団の下に防護服を、エアダクトにガスマスクを隠すもエアダクトのネジが取れて落ちしてしまい、バレてしまった。
部屋にハワードを閉じ込めたミシェルは急いでハワードの私室へ行くと冷却スプレーを探し当てる。
しかし、ハワードはすぐ後ろに迫っていた。
ゴミを処理する様の化学薬品(名前を失念。なんでも溶かすやつ)の入ったドラム缶をハワードに向けて倒すとハワードはその中にうつ伏せになる。
上手く部屋から出たミシェルは部屋に戻ると防護服を手にエアダクトへ行き、あの「HELP」と書かれた天窓のある部屋は行こうとするがハワードによる妨害遭い苦戦。
それでもなんとか天窓の部屋へ辿り着き、防護服を着込むと南京錠を冷却スプレーで凍らせてそこを開けて外へ出ることが出来た。

辺りは普段となんら変わらないように思う。
ハワードな物らしき車に取り込もうとするが、鳥が飛んでいるのが見えて、空気に汚染はないようだと気付くとミシェルはガスマスクを外した。
呼吸が出来ることに涙するミシェル。
車の上に乗り、遠くを見ると飛行機らしき物が低空で飛んでいる。
そのときシェルターが爆発。
大きな炎と音を出した。
ミシェルは一度爆発から逃れる為に車から降りたが再び上がり飛行機の方を見ると、それは飛行機と呼ぶには形が違い過ぎる代物だった。
そこから何かが落とされる。
ハワードの言っていたことは本当だったのだと気付いたミシェルは車で逃げようとするが鍵ない。
そのときバックミラーに写っていた車に気が付いた。
助けを求める為にシェルターへきた女性の物だ。
ドアを開けようとすると盗難警報が鳴り響いたため、ミシェルは慌てて納屋の中へ隠れた。
納屋では車の持ち主である女性が息絶えていたがそのままそこで外の様子を窺っていると、芋虫のような宇宙人が車を揺すったりしているのが見えた。
警報を止めるべく、女性の身体を弄って鍵を探しすがなかなか見つからない。
宇宙人は納屋に気付きすぐそこまで来ていた。
すんでのところで鍵を探し当てたミシェルは操作して警報を止めることに成功する。
宇宙人は再び車に寄っていた。

ミシェルは急いで納屋から出ると低空を続ける飛行機に助けを求めるが飛行機は毒ガスらしき物を撒き始め、ミシェルは急いでガスマスクのところへ行き、装着。
無事にガスの攻撃を逃れたが、今度は宇宙人が迫る。
急ぎ車に乗り込むも、宇宙人がドアに飛びつきガスマスクを奪われてしまう。
飛行機と思っていた宇宙船に宇宙人と共に車ごと攫われ始めた為に諦め掛けたとき、ジッポライターと酒(これまでの感じからウォッカ)を見つける。
雑誌を千切り、即席の火炎瓶にしたミシェルは窓から乗り出して宇宙人の口に放り込むと宇宙人が爆発、その勢いで攫う為に伸びていた触手らしきものも爆発、車は地面に落ち、宇宙船も爆発して墜落。

生き残ったミシェルは女性の車に乗り込み、ポストを弾き飛ばして車道へ。
ポストには、クローバーフィールド10番地の文字が。

車を走らせているとラジオが何かを拾っている。
チューナーを合わせると軍が取り戻した安全地帯の知らせ。
それと混同して助けを求める無線も拾っていた。
ちょうど車は別れ道へ。
真っ直ぐ行けば安全地帯、左へ行けば助けを求める地域だ。
ミシェルは車を左へ走らせた。



そんなわけで気になってたやつを見た。
全く持って期待はしてなかったけど面白かったかな。
「ミシェルが服飾デザイナーを目指してる設定とかいる?」ってなってたけど防護服用やったね。
ほんで、ボードゲームで遊んだりしてるときに「これいる?」やったけど、言葉当てゲームへの伏線やったんじゃないかな。
単語のヒントをだして何か当たるやつ。
ボードゲームの延長的に言葉当てゲームやるのよ。
そこで、エメットが問題出してハワードが答えるんやけど「ミシェルがそうだ」の問題にハワードは「少女」とか「女の子」「娘」みたいな、おおよそ成人してる女性には使わない単語を上げるのよ。
エメットはそれに対して「ミシェルはもっと年上だよ」っていうんだけど、これ、ハワードにはそう見えてたってことだよな?
そういうのが個人的には面白かったです。

自分が英雄になる為に「外は危険!」にしてるんじゃないか、とかも思ったけどエメットが出て来て「攻撃の瞬間を見た」辺りで「じゃあ違うな」ってなったけど、エメットも共犯?とかも思った。
結果、いいやつやったけど。
そして死んでしまった、安らかにお眠り。

一応、ハワードがなぜ宇宙人に気付いたか、みたいなのも解説されてるよ。
もともと海軍で衛生関係の仕事をしてたって話があるのね。
多分そのときに知り得たんじゃないかなって。
だから慌ててシェルター作って(ちなみにエメットはシェルター作りに関わったため、シェルターを知ってたし、宇宙人の侵略の話も聞かされていたので攻撃の瞬間を見て急いでここへ駆け込んだと。ただ、ハワードにとっては邪魔者)、用意してたと。
途中に出て来た女性は近所の人でハワードがシェルターを作ってたのを知ってたから来たみたい。
ハワードのことは私も疑ってたから、ミシェルが無事に外で息をした時は「顔が爛れてたのはハワードの罠とか?それに引っかかった?」とか思ってたわ。

もともとクローバーフィールドシリーズは「宇宙人からの侵略」や「怪物が出たら」みたいな、なんていうか「ゴジラ」的な話なんやけど、この作品は監禁されてるんか?なサスペンス寄りで、宇宙人は申し訳程度でした。
気が付いたら世界滅びてた系は「バイオハザード」や「28日後……」なんかのゾンビ系に多いよね。
B級のゾンビ映画でも「事故→病院→目が覚める」で巻き込まれる。
確かにそうしたほうが、主人公と視聴者の立場が一緒になって分かりやすいけども。
なんで世界が崩壊したか、とかも説明できるし。

ハワードが結局何やったのかが気になるぜ。、
サスペンス ホラー
2019/12/25