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「もしかして嫌だった?ごめんね」
「違う違う。嫌じゃないよ大丈夫」
「むしろ嬉しい」
「え、何?どうかしたの?」
「……もーさあ!花厳ちゃんはこんなに俺たちの事ちやほやしてくれるのに、何でトト子ちゃんは見向きもしてくれないの!?」
叫んだおそ松くんに釣られるようにそれぞれが頭を抱える。先ほどというかいつものようにフラれてきたらしい。だからちょっと静かだったんだ。悪い事したなぁ、と思っているとおそ松くんがフードの下からこちらを見やっているのに気がついた。
「デートして」
「え?」
「俺たちとデートして」
「何言ってんのおそ松兄さん」
「お前らだってしたいだろ!もう誰でもいいの!女の子だったら誰とでもデートしたいの!」
「ちょっ、おそ松兄さん!」
ズキッと体のどこかが痛むこの感覚は学生の頃から知っている。いつものようにやり過ごせばいいのに六人の眼差しがこちらを向いていて、言い表せない痛みより込み上げるものがあって。
「か、花厳ちゃん?」
「いいよ」
「え?」
「デートしよう」
これは宣戦布告です。
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