辿り着いた先は普通のマンションだったが、中に入ってすぐに異様な光景が目に入った。改装をぶち抜いた作りの研究施設に、職員と思われる人々が倒れている。

「こりゃヒデェな。一般人相手に」
「意識を飛ばされてるが死んではいない……影山君、救急車呼んで」
「はい」
「あ、ちょっと待った。もう少し探索してから」
「はい」
「大丈夫。ちょっと治しとく!」

花厳が手を翳すと数名の職員が光に包まれる。みるみる内に治っていく傷に茂夫が感心したように見つめてくる。

「すごい、治してる」
「キミの傷を治したのも彼女だよ」
「あ、ホントだ……ありがとう」




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