そわそわ。
さきほどから、ぺたん、ぺたんと長い尾を地面に下ろしては上げてを繰り返す。
その様子を始めから目の当たりにしていたウイスは軽く溜め息を吐いた。
「……落ち着きありませんねえ、ビルス様」
耳をぴくりとさせ、ビルスはウイスに一瞥もくれずに「そんなわけないだろ」と零した。
なぜ、ビルスがこうも落ち着きがないかを言わずとも分かっているウイス。
「スイさんはブルマさんのところに行ってるだけですよ」
「うるさいな。それ、さっき聞いたよ」
「おほほ、これは失礼」
スイという存在がこの場にいない。それだけでこの有様。
これは、先が思いやられる。
ウイスは、また一つ溜め息を吐いた。