いくら命があっても
レイヴン+アズサ
「これから青年たちを追っかけるわけだけど――アズサちゃん」
「はい」
「できるだけ遭遇しないつもりではあるけど、魔物との戦闘がおそらく何回かは避けられないと思うんだよねえ」
「……はい」
「とりあえず、アズサちゃんは今まで通り自分の身の安全を確保すること。攻撃魔術も禁止」
「え、でも後ろからサポートするくらいなら力になれると思うんですけど」
「いやいやいや、それでアズサちゃんが魔物の標的になっちゃって傷でも負わせたものなら……」
「?」
「青年と天才少女に殺される……!」
(本気で怖がってる)
「というわけだから、アズサちゃんはぜーったいに攻撃禁止! 分かった?」
「わ、分かりました……」