06-04

 肝試しが終わった順から就寝することになっている。
 その前に、私は露天風呂に行くことにした。
 時間も、まだまだたっぷりある。紅羽に一言告げて行こうとしたら、紅羽も付いてくると言った。

「俺も冷汗、流したいからな」

 その一言で納得して、最上階の露天風呂に入った。
 誰もいないから貸し切り状態。私と紅羽だけで、のんびりゆったりできる。
 最上階ということもあり、満天の星空と綺麗な満月が見える。しかも、お風呂は広くて大理石造り。

 うん、来てよかった。

「これって二十人以上は入れるよね?」
「ん? あぁ。実際、それに近いほど入ってたなー」

 ひとクラス40人中20人が女の子だからね。数えなくても、わかるよね。
 大理石の浴槽の床に手をついて夜空を仰ぐ。
 やっぱり夜の空って癒される……。神秘的で、綺麗だからかな?

「なあ、怜。日曜日、カラオケ行こうよ」
「あ、うん。久しぶりだね、紅羽とカラオケって」

 最後に行ったのはゴールデンウィークの時だ。あれから1ヶ月以上も経っているから、私にとって久しぶりになる。
 そんな約束をして、一日の疲れを癒してから、長い一日を終えた。


prev / next




4/4