小説タイトル
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  • 摩訶不思議な散歩道-1-



    「はぁぁぁぁぁぁぁぁあ。」


    アリスは1つだけ、長く長く溜め息を吐いた。天気がいいのに何故こんなにも詰まらないのだろう。こんなに澄んだ空気なのに何故こんなにも刺激のない毎日なのだろう。それが"平和"の一言で片付けられるなら、それはそうなのだろうけど。アリスはそんな日々に飽々していた。


    「………さて!」


    そんなアリスには1つだけ楽しみがあった。

    それは町に出ること。

    アリスは鮮やかな水色のスカートを翻し町に出てては、色々な人、沢山の店を見て回る。美味しいものを食べて幸せに浸る。それだけが唯一の楽しみだった。


    そして最後に――――。


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