御迎え
手紙を透かして見ると、裏にも何か書かれていた。捲り、確認すると涙は一瞬にして乾き、拓也は怒りに震えた。
「俺のは担保に貰って於くだと?何の担保だよっ」
他には何も書かれていないが、何かを送れという事だろう。
考え、龍太郎が欲しがる品は、一つしかない。
「ヘンリー。」
「はい。」
背を向け、呟く。
「俺が半年に食う量のマシュマロ。直ぐ作ってくれ。」
一ヶ月は持たないだろうが、其れでも良い。
任期終了迄約半年。
何度でも送って遣るさ。
そう笑った拓也の袖が、羽の様に揺らいだ。
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