もう一つの恋愛事件


「佐々木さんがね、馨さんに頭下げてたよ、愛子。」

「嘘ぉ…」

「何だったかな。馨の好きにしてくれ、だったかな。そんな事云ってた。」

「やだ、一寸。怪しいね。」

「怪しいね。」

「若しそうなら琥珀。」

「うん?」

「あたしと一緒に、英吉利に駆け落ちし様。」

「良いね其れ。今から荷物纏めとく。」




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