うちは忍者1



「お前より私の方が穢土転歴でいくと先輩なんだからな!今、ここで先輩として生前の数々の恨み晴らしてやるっ」
「穢土転歴って何だ。」

先ほどまで里創設の話やマダラと柱間の決別の話やらでシリアスだった部屋の空気が、一人の女の発言によって壊された。俗にKYというやつである。しかし、割と乗りの良い二代目火影はそれに乗っかってしまうのである。

「そもそも、ワシが作った術だ。先輩も何もないだろう、」

しかも昔お前を穢土転生したのもワシだ。と少しずれた正論をサユリに叩きつける扉間。

「ぐっ、た、確かにな…。」

いやいや、まず突っ込むべきはそこじゃないだろう、というか恨みはどうした…とサユリの生前をあまり知らない主に水月などの現代の忍は思うのだが口を挟めなかった。サスケは、こんなバカっぽいやつが俺の一族の祖先か…、と冷めた目でサユリを見た。
そこに空気なんて気にしない男が割って入る。

「相変わらずお前は面白いな、サユリは。」
「柱間ぁ…、面白いとは何だ。私はお前の弟に山程文句があるんだ。結構切実なんだぞ。死んでる身だけど。」
「まあ、久し振りで気が高まるのも分かるがな、急いで戦場に向かわねば。マダラにも会えるぞ、」

な?とたしなめるように言う柱間に、躊躇いながらも頷くサユリ。だから何故素直なんだと突っ込みたい水月。
恨みがどうのこうのと言われたが、何も変わっていないサユリに思わず溜め息を吐く扉間。
しかし、その顔は少し緩んでいた。

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