そんな私達の元へうちのエリート岩ちゃんがあちらの2人を引き連れてやって来た。
「地元の後輩なんです。翔太と夏喜!2人ともダンスやってる。」
岩ちゃんが私達にピンク頭の翔太くんと、金髪に近い夏喜くんを紹介した。
2人ともペコっと頭を下げた。
私達の中では後輩の岩ちゃんが先輩なのはちょっと面白くて。
「こんばんは。えみです、よろしくね!」
ニッコリ微笑むと2人ともほわんと笑って頭を下げたんだ。
「あ、お前ら。えみさんはダメだから!」
何故かそう言う岩ちゃん。
一度も岩ちゃんの恋人になった事はない私だけれど。
「え?岩さんの?」
「ちゃうちゃう、俺の、俺の!岩ちゃん頼むわ!」
慌てて健ちゃんが私を引き寄せた。
そんな健ちゃんを見た岩ちゃんは「今はね!」なんて余裕の表情で。
「早く取っちゃえよ!」
なんて岩ちゃんの肩に肘をかけて片眉あげる臣に隣の隆二も笑った。
「じゃあ俺も言っておこうかなー。あっちのゆき乃はダメだから!俺らも時間の問題。」
少し離れた所で今も八木くん達と仲良く談笑するゆき乃を指さして隆二が釘を指した。
臣も続くのかと思ったけれど、何も言わずに2人を一瞥しただけ。
その方が余計に怖く思えたなんてね。