そっから先はあまり覚えていない。
頭の中がふわふわで、心地良いと思えるぐらい黎弥は優しい。
あたしの服を自然に脱がせる黎弥は、慣れているみたいでちょっと妬ける。
だけど色々考えてる余裕も暇もなくて。
ブラのホックを外された瞬間、この状況が急に恥ずかしくなったんだ。
「れっ、黎弥っ!」
「え?」
あたしの背中から腕を引いてブラを手でソファーの下に落とす。
あー落とされた。
「手どけて」
だよね。
そうだよね。
でも…―――「分かった先に俺が脱ぐ。よく見とけよー」どうしてか笑顔の黎弥。
既に脱いでる上半身。
穴の開いたダメージジーンズのベルトに手をかけるとそのまま一気に脱ぎ捨てた。
黒いボクサーパンツを脱ごうと手にかけて。
「まだだめ!それはまだだめ!」
「まだだめ?なの?…仕方ねぇな。んじゃ手外して…」
「う、ん」
「たは、んな嫌そうな顔すんなよ、俺でも凹むわ」
黎弥を信じるって決めたんだから大丈夫。
そう自分に言い聞かせて手をゆっくりと外した。
目をパチクリさせた後「俺以外の奴に見せないで。俺だけのもんだから」耳元でそう言われてそのまま耳の中に舌をねじ込められた。
途端に感じる快感に身体がくねりと曲がりそう。
耳なんて舐められたことは当たり前になくて、身体の中をビビビッて電流が走るみたいな快感に呼吸を荒らげた。
そんなあたしに追い打ちをかけるように黎弥の手がつわになった胸の突起に触れた。
グリって突起を指で転がしながらも耳朶を執拗に舐められる。
身体の至る部分で黎弥を感じて頭がおかしくなりそう。
耳から出た舌があたしの頬を通ってまた唇に重なる。
唾液交じりの黎弥の口元をペロリと舌で舐めると「ンッ…」小さく黎弥が声を漏らす。
「そのままもっと舐めて…色んなとこ」
ほんのりトロンとさせた目であたしを見下ろしながらそう言うから、黎弥の頬を手で包み込んで顎から喉仏に向かって舌を這わせた。
あたしの横に手をついてる黎弥はビクビクって肩を揺らして目を細めていて。
脇腹を触りながら鎖骨を舐めると「やべっ」また甘い声を出した。
「気持ちいいの?」
疑問に思ってそう聞くと黎弥はフッて笑って「めちゃくちゃな」堪えるように呟く。