坂田銀時
「……なに」
「………」
「何って聞いてんでしょ」
「いーや、別に何も?」
「チッ」
「ちょ、舌打ち?せめて何か喋ってくれてもいいんじゃねーの」
「知らない」
「まーたそうやって逃げちまって」
「は?逃げてないし厠だし。……って、イヤァァ!」
「え、どーしたの?」
「ぎ、銀っ!」
「オイ待て手ェ痛、いや嬉しいけどやっぱり痛てェェ!」
「とって、早くとって!ゴキブリ!」
「あん?…ったく、都合のいい時だけ女子になりやがってよォ」
「いいから早くゥゥ!」
「……ま、可愛いからいいけど」
「とったの?とったの!?」
「まだだからもうちょい待ってろ。」
銀さんの後ろに隠れてギュッと着物の裾を握りしめてる夢主。普段はクールでそっけない。
本人には悪いけどそれを可愛いと少しにやける銀さん。
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