――アパートに着いて部屋に向かい鍵を開けて中に入る。
今までは帰って来たら無言で靴を脱いで寝室に向かっていたんだけど。
「ただいま!」
麻弥と同居を始めてからはそんな言葉が自然と口から出るようになってしまった。
「お帰りなさい!」
麻弥はかなり早起きで五時になる頃にはもう起きている。
まあ麻弥は自分でお弁当を作っているし俺のお昼まで用意してくれているからなのだけれど。
「これはお昼に食べてね。冷蔵庫に入れて置いておくから。」
「おう。ありがとう!」
俺はそう一言だけ返すと真っ直ぐに寝室へと向かった。
