秘めた想い

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スウェットに着替え寝室を出てリビングに戻ると、制服に着替えた麻弥が洗い物をしているところだった。

一緒に暮らす上で特になにか決めゴトをしたわけではないのだけど、麻弥は家事が得意らしく自分から進んでやるようになっていた。

今も食卓テーブルの上には……。
白米、味噌汁、卵焼き、切干大根、焼き魚
といったメニューが並べられていた。

麻弥はまだ高校生なのに結構家庭的で家事全般できるらしく最初は本当に驚いたくらいだ。
俺でさえも一人暮らしが長い割には洗濯と掃除くらいしかまともにしたことがない。

職業柄か―食事はほとんど外食だったし。
この家にはほとんど睡眠のために帰って来るくらいだったし。
だから麻弥が来てからは色々と助かっていたりする。
まあ麻弥の手料理を食べるのは朝昼くらいなのは変わらないんだけど。

「……啓人ひろと。私、そろそろ学校行ってくるね!」

洗い物を終えた麻弥が食事している俺にそう話し掛けてきた。

「おう!いってらっしゃい!」

卵焼きをゆっくりと飲み込んでから俺はそう返事をした。

「行ってきます!」


麻弥はその一言とともに鞄を持ち、靴を履いて部屋から出て行った。


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