もちろん彼の出演する舞台にも何度も見に行ったことだってあるし…。
私は本物の
「わ、私は…。そんなことしませんっ!てゆうかできないです!」
「まあ普通はそうやんな。その子達は熱狂的すぎるんやな。」
「…そ、そうですよ!」
私だってかなり熱狂的だとは自分でも思っているけれど、上には上がいるものなんだ。
だから私より熱狂的なファンはいくらでもいると思うし…。
「ところで君の名前は?」
「…え?え、え、えっと…。
「…芽依か…。俺、芽依のこと気に入ったわ♪」
そして、突然ズボンのポケットから財布とボールペンを取り出してその中にあったレシート1枚に何かを書き始めた。
私はそんな
──やっぱり
そう思った。
「……これ、俺の番号とメールアドレスやから。……って、あ!別に誰にでも渡してるわけちゃうからな!相手から聞かれることはようあるけど、俺からは渡したことないし。」
「……え、あの…。」
「…あ、ごめん。なんかナンパみたいやな。」
「い、いえ、そうじゃなくて……。私なんかが連絡先なんて聞いていいのかなって…。」
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