プロローグ
────初恋の人。
そのたった1人の存在が私の運命を変えてしまった。
──そう。
その人が私の男嫌いに更なる火をつけたのだ。
──その時を境に私は男の人に触れられない。
勿論触られるのも……。
だけど、何故だかわからない。
何故かわからないけれど
君だけが………
君だけは最初から………
触れられても………
触れても大丈夫だった。
だから……
もう君にしか触れられない。
ずっとずっと
私の傍にいて────。
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