危険な学校 [13/26]



「別に対した理由じゃねぇよ。けど…」
「…けど?」
「後継げってうるさいだけ。」



響ちゃんのその言葉に益々理解できなかった。





――後継げって……何?響ちゃんのお父さんの仕事って普通のサラリーマンとかじゃなかったっけ?



私が理解できていないことに気付いたのか響ちゃんは口を開いた。


「…あれ?言ってなかったっけ?俺のじいちゃんの家極道なんだよ!で、親父は今3代目だから俺が継げば4代目ってわけ!」
「…え、ええええぇぇえ?!」


響ちゃんから告げられた衝撃の事実に私は思わず叫んでしまっていた。


その響ちゃんのおじいさんには会ったことはないけど、今までずっと響ちゃんのお父さんは普通の人で響ちゃんも普通の男の子だと思っていたのに。


「そんな驚くことか?」
「驚くよ!そんな話今始めて聞いたもん!」
「そうか?まあそういうわけでまだ俺は後継ぐ気ねぇからさ。そのことで親父と喧嘩したんだよ。」
「…どうして?」
「…まあまだやりたい事がたくさんあるんだよ。」
「…やりたいことって?」
「…それは…秘密。」



そう言って響ちゃんはそれ以上は何も教えてくれなかった。




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