恋敵は強者 [10/10]



「あいつ…まじ余計なことばっかり言いやがって…!」
「響ちゃん!」


私は祐也君の言葉が気になって仕方なかった。


祐也君の言葉が事実なら…。


響ちゃんの気持ちが知りたい。


そう思った。




「…なんだよ。」
「祐也君の言ってたこと本当?ずっと私の話ばっかりしてたって…。」


私がそう言うと響ちゃんは言葉を詰まらせて顔を背けてしまった。



「響ちゃん?」
「…………そうだよ。」
「え?」
「……祐也の言ってたことは全部本当だ。俺はずっと……葵のことが……好きだったんだよ。」
「…響ちゃん…」



私は響ちゃんの告白が嬉しくて涙を流していた。



「…葵、なんで泣くんだよ。」
「だ、だってぇ〜。」
「だってじゃねぇよ。葵の返事はどうなんだよ?」
「…わ、私も…響ちゃんが…す、すき…!」



私がそう返事をすると響ちゃんはまた優しく私を抱き締めてくれた。




























ずっとずっと。


響ちゃんが大好きだった。


だからたとえこの想いが届かなくてもいいって思ってた。



だけど、響ちゃんと両想いになれたことが嬉しくて。





私はこの幸せを大事にしようって。

そう誓ったんだ―――。




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