恋人は最強 [4/10]



「…え?誰か水瀬(みなせ)ちゃんに何かしたわけ?」


雅之がそう言うと他の奴らは一斉に勢いよく首を横に振った。


約一名を除いては…。



そして、その一名が否定してないのに気付いた雅之が再び口を開く。



「…美都(みさと)…お前まさか…?」
「……。」


美都(みさと)は雅之の言葉には何も答えなかった。


「…美都(みさと)!何とか言えよ!」


何も答えない美都(みさと)に雅之は声を張り上げた。



「おい、美都(みさと)!」
「雅之!もうそれ以上は追及すんな!」



雅之の美都(みさと)への追及に制止を促したのは一部始終を知っている祐也だった。



「で、でも…。」
「"でも" じゃねぇよ。もう済んだことなんだ。美都(みさと)がもう二度と葵ちゃんに "何か" しなければそれでいいんだよ。」
「…わかったよ。」


祐也の言葉に雅之はそう答えるとそれ以上は何も言わなかった。




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