恋人は最強 [6/11]



そして、そんないざこざが解決したと思ったそのすぐ数分後にはまた新たな出来事が起きた。


――バーーンッ!!


そんな大きな音共に勢いよく扉が開いて…

何の躊躇ためらいもなく教室に入ってきたのは…


「おい!!桐谷きりや〜〜!!」


俺にいつも喧嘩を仕掛けてきては負ける三年の先輩達だった。


「今日こそはこの俺が勝つからな!覚悟しろ!」


この台詞ももう何百回……いや、正確には覚えていないが何千回と……聞いている気がする。

…なのに一度として俺に勝ったことなんてない。



「…その言葉聞き飽きた!」


俺はそう言いながらゆっくりと席から立ち上がって先輩達のいるところまで向かう。


「うるせぇよ!いつまでもお前に頭面ヘッドづらされちゃ困るんだよ!だから今度こそ負けねぇからな!」
「…だったら全力でかかってこいよ。俺は誰であろうと容赦しねぇぞ。」
「上等だぁ!!」



俺の言葉に先輩達は一斉に睨んでくる。

まあ全然怖くねぇけどな。



「響!」


突然聞こえてきたのはクラスの奴からの慌てたような声。




「あ?なんだよ。」
「一人でやるつもりかよ?」
「あぁ。こんな奴ら俺一人で充分だよ。だからお前らの助けなんていらねぇ。」



俺がそう言うとクラスの奴らは一斉に黙り込んでしまった。



「くっそ〜!なめやがってぇ!絶対ぶっ倒してやるからな!桐谷きりや!」



俺がクラスの奴らに言った言葉を黙って聞いていた先輩達はますます怒りを露にした。


そして、その瞬間に勢いよく俺に数人の先輩達が殴りかかってきた────。



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