椿 美凪
(つばき みなぎ)

 年齢:20歳
 所属:美術学部2年Aクラス。美術科、油絵専攻。

 オーストリアにある音楽の都、ウィーンで生まれる。オーストリア人の父が好んでよく聞いていたランゲの花の歌に影響されてピアノを始め、わずか4歳で神童と呼ばれるほどピアノの才能が開花する。
 15歳のとき父親の転勤でオーストリアから日本へ移住し、音楽を学ぶのに相応しい桐音学園芸術高校へ入学するも、とある事情から高校では美術コースを選択。それ以来音楽のレッスンは続けているも、人前ではピアノを弾くことをやめるようになっていった。
 性格は基本的に落ち着いていて感情をあまり表に出さない。単独行動が好きで、集団行動を強要する学校行事にはなるべく顔を出さないようにしている。
 華奢な身体つきと色素の薄いベージュ色の髪によく澄んだ青い瞳という整った顔立ちから女子からは「王子」というあだ名を付けられているが本人は嫌がっている。
 父親は世界有数の大企業を経営している会長であるため裕福な環境で育つも、複雑な家庭だったことに加え、母親に家を追い出されて現在一人暮らしをしている弟の美紅を常に心配している。父親のことは尊敬し、愛しているが、身勝手な振る舞いばかりする母親のことを誰よりも恨んでいる。
 ウィーンで多くの有名な音楽家を見たり実際にレッスンしてもらったため、ピアノに限らずヴァイオリン、フルートを含め他の楽器も演奏が出来る。
 灰野を含め、誰に対しても基本的に興味ないような素っ気ない態度を取るが、灰野のヴァイオリン演奏に限っては一目置いている。
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