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「ほら、腰を動かしたらだめだよ。入っちゃったらどうするの?」
「ん‥‥あっ‥‥挿れたらっだめ、なのっ」
「なら腰を動かすのは我慢しようか」
「‥んっ‥‥‥やあ!むりっ‥周助っ」
「甘えん坊だね、そんな声出して。どうしてほしいの?」
「乳首、そんな‥さわっ、った、ら‥!」
「きもちいい?」
「ぁっ‥きもちいいっからあ!‥‥だ、めっ‥」
「だめじゃないよ」

甘くわらう周助は浴槽に身を沈めたまま、私を膝の上にいつものように乗せ、きゅ、と乳首を上向きに摘む。ぎゅう、と膣が何かを求めるように動き、こぽりと愛液がお風呂のお湯に溶けた気がした。びくりと腰を快楽に動かすと大きく反り立つ周助の陰茎が秘裂をく、と柔らかく押す。それにまた気持ちよくなってしまい腰を動かすとぬるり、と秘裂の上をまた陰茎の先が滑る悪循環に苦しむ。息がうまく吸えず頭がぼうっとしてくると周助は楽しそうにわらった。

「でもずっとボクのことおさめてて苦しかったんだよね?それなのにまた挿れてほしくなっちゃったの?」

すっかり周助の陰茎にも慣らされ、今日は朝からずっと彼のそれを体に押し込められていた。時たま意地悪をするように、彼は全く動かないまま私との会話を楽しむのだ。埋められたものの大きさにお腹が熱くなり、膣がぎゅうぎゅうと彼のものを締め付けると周助は苦しそうに、それでも楽しそうに笑って私の言葉を強請る。どうしてほしいの?と。

「‥しゅうすけっ‥‥もっ‥動いてっ!」
「ん、動いてどうしてほしいの?」
「きもちよく、してほしいっ」
「ボクの形はちゃんと覚えたよね?」
「しゅ、すけしか‥‥いらないっ!‥‥だからっ‥」
「そうだったね」

ご褒美だよ、と気持ちのいい奥やお腹の上のあたりを大きなもので擦られて突かれ、何度も達ったところでようやく解放される。ぐったりとする私の体を以前のように抱きしめ可愛がるのは変わらない。それでももう周助はじゃあね、と言って私を解放したりはしない。
周助は格段に普段から甘くなった。そして私の家に入り浸るようになった。身体中に踊るたくさんの赤い跡は周助に愛され支配されている証だ。前よりもたくさん会話をする。言葉でも縛り付けられる。もう私は周助なしでは、きっと生きてはいけない。


「お腹はくるしい、けど、周助のことがほしい」

ぐちゃくちゃに溶けた脳みそでそうつぶやくと彼はクスクスと笑い、のぼせた私を浴槽から持ち上げる。お風呂の壁に座らせると、シャワーヘッドを掴んで秘部に押し付けた。

「でもひりひりするなら、少し綺麗にしておかないと。ね」
「やあっそれ………ひゃあっやっだめえっ!」
「気持ちよさそうでかわいいよ」

水流が秘裂と、何より陰核をダイレクトに襲いずっと軽くイっている状態になってしまう。あまりの苦しさに涙するのに、周助はだめじゃないか、とさも残念そうに私を嗜める。

「ちゃんとその顔する前にボクに言わなきゃだめなのに」
「はあっごめっなさい」
「クリトリスが弱いよね‥まあ、全部だけど。ボクが開発したしね」

そう呟いた周助にキスされる。唇を甘く食まれ、舌で優しく口の中をなぞられる。舌を周助のものに絡ませ返した。満足げに微笑んだ彼は舌を口から抜くと、いいこ、と私の舌を褒めるように親指を口に差し込んで優しく撫でてくれる。嬉しくてざらついた親指を犬のように舐めた。柔らかく抱きしめられ、彼専用の人形になったような気分になると心がフワフワと浮き足立つのだ。

「洗面所まで一緒に行こうか?」

促され、体にしがみ付く。お風呂に入ったばかりで同じボディソープを使っているのに、周助はやはり周助のにおいがする。
洗面台の下に周助は手際よくバスタオルを敷いた。そこに私を横たえると、じ、と熱くて優しい目で私を見つめ、いいこいいこと大きな手で頭を撫でた。はあ、と嬉しさに熱い息を吐いて笑うと、周助はもっと嬉しそうにしてくれる。そして下に降りて、また丁寧に秘裂を愛撫する。陰核にキスをして、かわいいね、と隅から隅まで指先で撫で、口に含んで味を確かめる。膣の中が愛される喜びに震えた。
いつのまに入れていたのか棚から避妊具を取り出し袋から出すと、自分の陰茎にそれを被せゆっくりと私の膣に埋める。周助は決して性急にことを運んだりしない。それが堪らなく大切にされている感じがした。

「名前」
「ふ、っあっん?」

ゆっくり、優しくストロークしながら周助は耳元で私に囁く。声が優しくて、あまくて、ぴりぴりと体が震える。周助の声が好き。そんな私にまた周助は耳元で笑い、続けた。

「ここに、ね。いつか、こんなゴムは付けないで。お風呂場でもベッドでも構わず抱いて、中で全部、お腹いっぱいになるまで出してあげるから」

手首を押さえつけ、指の先が私の左手の薬指を撫でる。想像しただけで細胞まで全部周助のものになった気になり、お腹の中がかっと熱くなった。全部直接出されたら、どれほど嬉しいだろう。

「は、っ…ねえ、今もしかして、想像だけでイったの?」
「も………は、あっ」
「名前がやらしすぎて、困ったな」

全く困っていない口調で周助はそう言って、耳を噛んで舐める。手のひらはイッてしまった中を嗜めるように臍を優しく撫でた。ストロークが少し早まる。

「今は、上の口の中で味わうのは我慢しようね?」
「んっ!あっは、い」
「いいこ、だね」

いくよ、と言うとゴム越しに彼は射精した。くったりと力の抜けた私を抱きしめ、またキスを落とす。柔らかくなった陰茎からゴムを外すと、私の口元にそれを寄せた。綺麗にするように根元から舐める。ここを舐めているとき、不思議とひどく支配された感覚になる。彼の唾液を飲まされた時も。周助のものになっている感じがするのが嬉しくて。全部やさしく縛って欲しい。

「よくできました」
「周助、すき」
「ん、知ってるよ。ボクも、死ぬほど好きだよ」

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