序章

暗い暗い海の底。

手首の枷はすでに錆つき、
もう何年も経ちました。

誰も、何も教えてくれないのです。

私が他とは違うということ以外。

私が何をしたというのでしょう。

『自由になりたいです。』

そう願うのは罪なのでしょうか。