ダイアログ
ふわふわする。起きてる。寝ている。分からない。鶴が傍にいてくれているのは分かる。
「ひなは、俺たちに対しても人間と同じように、相手の気持ちを考えようとするよなあ」
鶴はそう言っていた。
「……きみは、俺たちのことを愛してくれているんだなあ」
そう続けて、彼は微笑んだけれど、
「あんまり俺たちに関心を持ちすぎない方がいい。きみが目を向けるべきは、俺たち自身じゃない。きみ自身だ」
とも言っていた。
空っぽの私のどこに目を向ければいいんだろう。まだ、私にはよく分からない。
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