溶けてなくなる
鶴の様子がまたおかしい、気がする。
いつもは、するとき、さすがに鶴が満足するまでは離してもらえないけれど、嫌がったらそこまでは続けなかった。
でも、昨日、そうじゃなかった。
感覚が離れていて、私が消えてしまいそうだった。鶴は泣きながら、「どこにいる。どこにいるんだ。きみはここに居るだろう、ほら」と私を抱いていた。境界がぐちゃぐちゃして曖昧になって、わけが分かんなくなっていた。
ふと目覚めて、私は思う。
――ああ、あのまま消えてしまえたら。
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