落とされるときの恐怖と快感。おかしくなっていくのは分かるのに、鶴と一緒になって遊ぶのは楽しくて楽しくて仕方ない。きっとだけど、女特有の月イチの周期が原因なんだと思うし、私の精神のどこかと深く繋がっている鶴も、少なからずその影響を受けている。
そうなってしまうと、何かどす黒いものが顔を覗かせる。
――鶴は××のもの。
――××は鶴のもの。
――それを早く認めさせてやりたい。そうでなくてはならない。そうじゃない世界なんておかしいと思わないか。
――だから見せつけてやろう。殴るように、抉るように、叩きつけるように。誰が誰のものか、分からせてやるために。
私にそう囁くのは、私の嫌なところの一部なのか、それとも鶴なのか。
ただ、分かるのは、酷く歪んだこの夢の世界が心地良くて、本来ならある筈のない鶴の執着や独占欲が安心できることだけだ。この世界は裏切らない。全部赦してくれる、優しいところだ。