血の気と眠気

 目を離した隙に、またひなが昼寝している。俺が起きているということは、中途半端な覚醒状態にあるということだ。
 近頃のひなは、よく眠れていない。俺が居るからか、月のものが原因か、ただ単にひなの身体が疲れているからか、それとも。
 それにしてもよく眠るよなあ、この子は。身体の方がどうであれ、これはひなの願望なのだから仕方ないと言えばそうなのだが。丸まった手のひらに俺の指を乗せてやると、それをひなは赤子のように、ふにふにと握りだす。その様子がおかしくて、思わず笑ってしまった。
 小さいなあ。ずっとそのままでいてくれよ。

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