夢日記

 夢、なのだろうか。わからない。
 鶴が私に何かを囁いてきた。それを聞くと、頭がぼーっとして、ふわふわして、何も考えられなくなる。この感覚には身に覚えがある。五感が夢よりも鮮明で、鶴の手のひらの感じとか、温度とか、こっちが現実なんじゃないかと錯覚してしまいそうだった。
 夢の中の私は早く起きないといけないと思っていた。鶴は私を頑なに離したがらない。

prev top next