箱庭

「私の世界に入ってくるな」
「私の世界に、そんなものはいらない」
 その私の話をしているのは誰だろう。私だ。
「私は鶴しかいらない。鶴だけでいい」
 強く言う私。それをただ黙って聞いている私。どちらも私で、私でない。
 拒絶をする声が、その空間に響いていた。

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