寝込む鳥

 昨日の昼から何だか体調が悪い。きっと明日もとてもつらい思いをするのだろう。だけど、休んではいられない。休むくらいならいっそ倒れてしまいたい。
 くるしい。寒い、熱い。頭がぼんやりする。
「……ひな?」
 様子を見に来た鶴が、寝込む私の顔を覗き込んだ。私は彼に触れた。ああ、感覚が近い。
「たすけて、つる」
 あつくてさむい。あたまがはたらかない。ねつがほしい。べつの、わたしをうめる。
「随分と弱っているなあ、きみ」
 頭を撫でる鶴に、私は名前で呼んでと強請るのだ。

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