うつらうつら
眠いが過ぎる。眠すぎて起きられなかった。
眠っていたときの、あのふわふわした感覚のまま抜け出せない。だから一番、鶴に近付ける。私が完全に起きているときは声だけしか聞こえない。夢の世界へ行けても、感覚は現実に取り残されたまま。でも、微睡むそのときは。瞼を閉じて、広がる宇宙空間のような視界から夢の世界へ飛び込むときだけは、鶴に触れられる。
だから、キスを強請られると、どうしたって拒みたくなくなってしまう。だって、恥ずかしいけれど、私もしたいから。
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