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04 >> 気になる事が多すぎて  [3/6]

 


沈黙が微妙に続く。
どうしよう。て言うか、私どうなるんだろう…、!あ!それ以前に鵺宵…!彼女も絶対にこの世界に居るはず…
あの時見えた鵺宵はやっぱり本人だったように思う。
それに、私一人がこうなるよりも鵺宵とこうなる方が考えやすい。
いや、彼女一人がそうなるなら逆に分かるが、私がこうなったということは彼女はきっと絶対だ。



「…どうした?」
「えっ?あ、なんでも…あ、あの。私、どうしたらいいですか?」
「どうしたらって…何がだ?」
「これからです。私、行くところがないんですが…私にできるとこならでしますので、ここに置いてはもらえませんか?」
「はぁ?」



何言ってんだ、みたいな顔をするアニキ。
え、駄目!?アニキの城って女の人居るイメージないしね!じゃあどうしよう…行くとこ無いんだけど…
初めに取りあえず働き口を探して…鵺宵に会いたい…私の場合一番好きなとこに来たから、鵺宵だったら…え、ザビ…
いやっ!信じない!そ、そう、まだあそこと決まったわけじゃないし!!
どうしよう…でも可能性としては一番高いか…?なら、お金を貯めてあそこを目指すしかない。
鵺宵…今どうしてる?大丈夫?暴れてない?また自分を傷つけたりしてない?
もう、あの子は傷付かなくていい。私じゃあすべての闇は取り去れないかもしれないけど、それでも私はあなたのために何かをしたいよ。
鵺宵の言うこと、見てる世界は確かに真実かもしれないけど、ちょっと違う方向から見れば全然違う答えが見つかるんだよ。
そして、それも間違いなく真実なの。



「ああ、言ってなかったか。アンタここに居ていいんだぜ?」
「はっ?え?」
「最初、俺聞いただろーが。行くとこあるか?ってよ。ねえって答えたからな、勝手にそう思っちまってたわ」
「え、あ、…つまり、ここで暮らしていいと?」
「おうよ。まずは慣れるまでは何もしなくて良いぜ。今、野郎共がアンタの歓迎会の準備してらぁ。」
「あ、え、マジですかっ!?や、別にそんな、…」
「気にすんな、結局最後はただの酒盛りになんだからよ」



はっは、と快活に笑う元親さん。
あ、そうだ、どう呼んだらいいのか許可取らないと。
机を挟んだ向かい側に声を投げかける。



「何て呼んだらいいですか?」
「あ?ああ、俺か。…好きなように呼べよ。」
「じゃ、じゃあ…アニキ!」
「あ…ッ!?それはやめろ、お前は子分じゃねえからな」



好きなように呼べって言ったじゃん!
アニキの言うことも一理あるけど!
確かに私は何の戦力もないし、何の足しにもなれないけど、あ、でも銃は使える!改造銃大好きだったし。
いや、でもこの時代は火縄銃、ってBASARAだから関係ないや。濃姫とか普通に二挺拳銃だしね。
んじゃ必然的に新し物好きの兄貴のところにも銃は有る…?
要は私が子分になれば良いんじゃーん!


…でも、それを使えるとしたら、子分になれたとしたら。そしたら、人を殺さなければいけない?
出来るか?私に。いや、出来るはずがない。違う、したくない。人を殺す?出来る。誰でも出来るよ。
でも、それで昔の性格が出てきたら?出てきたら、じゃない。絶対に出てくるに決まってる。
ダメだ…。出来ない。私には、できない。



「…なら、元親さんで良いですか?」
「あ…おう。」



この先私は此処にどれくらい滞在する?
長い間なら、私の昔の本性を隠し通すことはできない。こんな時代に居るんだ。当たり前と言っていいはず。
…怖い。自分が怪我をすることより、私を知らない誰かにあの頃の自分を知られることより、昔の私が顔を出すことが何より怖い。

…今はまだ、大丈夫…。
落ち着いてる今は、何の問題もない…。
でも、一度完全に姿を現してしまったら、もうストッパーは効かない。そうなったら、もうここには居られなくなる。


…鵺宵の心配より、まずは自分の心配ってか…?
鵺宵はああ見えて変なところでしっかりしてるからなぁ…



「なぁ、アンタばっかり俺のこと知ってるってのはずるいんじゃねえの?」
「え、でも自己紹介しましたよ?」
「もっと教えてくれよ、アンタのこと。」
「うーん…聞いても面白くないと思いますけど、それでもいいって言うなら?」



どんなことでも良い、アンタについて聞かせてくれ。
…これはどこのホストのお言葉でしょうか。どこでこんな口説き文句(?)を覚えたぁああ!
いや、でも元親さんって案外口説く的なこと言ってるよね。“俺に惚れときゃあ幸せだったと思うぜ?”とか。



「えーと…じゃあ簡単なプロフィール。好きなものは甘過ぎないもの、格好良いもの、可愛いもの。嫌いなものは…虫と辛いもの、すっぱいもの。です!」
「…女〜って感じだな」
「そうですかね…あ、で、好きなことは寝ること、食べること!嫌いなことは眠れないこと、…くらいです?こんなもんですか?」
「おぉ…まあ、そうだな。つか、先の世では南蛮語を話すのは珍しくねえのか?」
「えっ?」



何でそのことを、と思い元親さんを見ると、ぷ、ぷろ、と口の中でもごもごと言う。
あ、プロフィールって言っちゃったのか。
しかしひらがな発音可愛いな。もっちょい聞いてたいなぁ。



「ぷろふいーる、とか」
「プロフィール、ですよ。直訳では…特徴?みたいな?」
「ほぉ…。俺の友達に南蛮語を使う奴が居るんだけどよ。」
「あ、伊達さんですよね。知ってますよ」
「…そうだった、な。」



知っている、と口にすると元親さんが少しさびしそうな顔をした。
…なんかやっちゃった?…何が地雷なんだ、教えてもらわなくても知ってるって部分?
ま、良いか。大きい地雷じゃなさそうだし



「れっつぱーりーとか言うんだけどよぉ、あれはなんつってんだ?」
「えー…あー、…うん、あの“楽しく騒ごうぜ!”みたいな…?直訳出来ない…」
「はっ、あいつらしいな!他にもやーはー、とか」
「それは掛け声みたいな?ノリノリだぜー!みたいな」
「へえ、」



…ザビー城を目指せば、鵺宵と会えるのかな?
でもここで面倒を見てもらえる以上、勝手に行動するわけにはいかない。
鵺宵がこの世界に居ることは確かなのに、連絡が取れないうえにどこにいるかもわからない。
ザビー城まで行っていなかったら私泣くよ!?



2011.08.01
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はいこんにちはお久しぶりです
狂生議話。どんだけ久しぶりだよって話ですよねーww
別に吟音さんを責めている訳ではなく!
やー久々に書いたなぁ´∀`
楽しかったww

取りあえずちょっと遠めの将来ザビー城を目指す形に?

頑張った(?)よー!どうぞー!


次は吟音さんでーす

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