01 >> 平から非へ。 [6/6]
ごう、と風の吹く音が聞こえる。まるで台風の様に。
しかし私の周りには静かな風しか吹いておらず、心地良く感じる。
私の部屋の窓を開けた覚えはない。
メイドの誰かが開けたのだろうか。
気になって目を開けた。
何も無い。
全てが黒い。色がついていた筈の寝着でさえ、真っ黒く染まっていた。
なんだ、これは。
まるで闇に居る様な気分だ。
感覚的に自分の部屋では無いだろう。
何だか不安になる。
風は前方から私に向かって吹いており、体の向きを変えてもそれは変わらない。
これはどういう事だ?
向きを変えているようで、実は私自身は動いていないのか?
手の中にある携帯電話が、闇の中なのにはっきり見える。
携帯…?
嗚呼、私は眠っているんだ。
この闇は夢か。
私の記憶の底にある、闇の部分が夢に出て来たんだ。
作成中のメールが目に入る。
亜真には悪い事をした。
メールを送信してから眠ればよかったな。
夢の中でも送れるのか、と電波状況を見てみる。
表示は"圏外"。
流石に無理か。
自嘲じみた笑みを浮かべ、携帯を寝間着のポケットの中に入れた。
その時、後方から鋭い光が見えた。
闇の中に居る所為か、光が眩しすぎて目が開けられない。
何だ、これは…!?
その眩い光は、私の目の前に到着し、
音も無く緩やかにしなやかに私を呑み込んで行った。
嫌な気分はしない。
寧ろ心地良い光だ。
余りに心地良くて、私はその光の正体を見ようと、ゆっくり目を開いた。
まだ私の周りは暗闇なのだろうか。
いや、光に包まれたから白いのだろうか。
どちらでも無かった。
遠い所に、何かがあった。
私は無意識に手を伸ばした。
届かないのは分かっている。
でも伸ばさずに居られなかった。
何故かは分からない。
私はしっかり目を見開いた。
一瞬人らしき物が見えた。
あっ…あれは…あの人は!!?
「「亜真っ!?」」
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はい、吟音です。
赤緋の神文の後に私…違和感ありまくりでしたよね…申し訳御座いません。
改めてレベルの違いを感じました…。
しかも若干引用気味…
あああ!!御免なさい!!殴らないで!!←
亜真ちゃんの方が真っ白に対し、勝手に鵺宵ちゃんの方を暗闇にしてしまいました。
良かったでしょうか?
赤緋、文句なら何でも言って下さいね!?
赤緋のみ苦情受付中(!?)です←
こんな感じで狂生議話。頑張りましょうね。
更新は遅めですが、何卒宜しくお願い致します。
次は赤緋の番…ですかね?
吟音でしたーっ!!