えいが松

えいが未視聴の方は何のこっちゃいってなるので読まないでください。
シーン的には夜中自宅にアレを取りに行ったあたりの出来事です。



「み、皆見て!」
「え……あれって……」
「なまえねーさん!!」
「社会人一年目のなまえ姉さんだ!うっわ何あれかっわいー!」
「スーツが超絶エロいね」
「ああ、エロいな」
「え、え??俺たち毎日あんなエロい存在とひとつ屋根の下に暮らしてたの??無理じゃない?やばくない?よくチ●コ暴発しなかったな?」
「いや、この頃の姉さんて実家出てたんじゃなかったっけ?」
「そういえばそうだった!僕たちが高校三年生の時って、丁度なまえねーさんが一人暮らししてた頃だよ!」
「あーあったあった……」
「時々帰ってくるなまえのこと意識しすぎて、この頃は全然会話出来なかったなあ……」
「ジーザス……!俺達はなんてシャイボーイだったんだ!」
「ろくに会話してないはずなのにやたら鮮明に覚えているあたり、童貞っぽさがでてるよね……」
「も、戻りてえ〜!社会人一年目ブランドのなまえをおちょくりてぇ〜!」
「……?だ、誰!?」
「あっやば」
「え……!?皆……?えっ!?」
「あーあバレちゃったよ」
「ごめんね姉さん、実は……」



「そうだったの」
「え。受け入れてくれてんの」
「うん。何か皆ならあってもおかしくないかなって」
「流石松野家長女……!受容力が半端じゃない」
「ねーさーん!」
「ふふ、十四松はやっぱり素のままの方が安心するね。今の十四松も可愛いけど、ちょっと雰囲気がこわいからなあ」
「姉さん!僕大人になったらもっと男らしくなるからね!」
「そうなんだ。今のトド松もかわいくて大好きだけど、期待しちゃうなあ」
「ふっ……カラ松もスーパーにかっこよくなるぜぇ、乞うご期待だ!」
「どちら様でしょうか」
「ええ!?カラ松だって!ほら!この眉毛!間違いなく俺だろう!?」
「え、ほんとだ。あの可愛いカラ松に一体何が」
「ハッハァー!超確変が起きたのさ……!未来を楽しみにしてろよシスター」
「ええ……」
「なまえ、僕もちゃんとするからね。この時期の僕はやばいけど、ちゃんとした大人になるから」
「ちょ、チョロ松!?声全然違うね!?ちょっとドキドキしちゃうからやめて……!」
「あとね、一松にーさんはこんなんなるよ!」
「ちょ、やめろって十四松……」
「一松……?ほんとだ、一松だ」
「幻滅したでしょ。そうです今となっては社会のごみですよ」
「そんなこと言わないで。この時期の一松は色々と無理してそうだから安心したよ。のびのび自分らしくいてね、一松」
「……」
「な、俺!俺おそ松!かっこよくなったろー??」
「え、嘘。1ミリも変わってない」
「なぁ!?」
「そうそう」
「よく言った」
「あ、でもちょっとだけ今より明るいかも」
「だろー??カリスマに磨きをかけてんの!ガキの頃とは違うの!」
「ふふ、よかった。ずっとそのままでいてね、おそ松」
「お、おう」
「でも本当によかった。今の皆ってギスギスしてるから。もう、このままばらばらになっちゃうんじゃないかって、心配だった」
「大丈夫だよ!」
「僕らこーんなに仲良しだよ!」
「二十歳越えた大人なのに全員無職で実家暮らしだし」
「まさに、社会のゴミ」
「ふっ……しかし充実したライフを送っているぜ」
「そのうちなまえも実家戻ってきてさ!嫌でも毎日顔会わせるようになるぜ!」
「うん……ありがとう。楽しみにしてる!」
「……でさ、なまえ。ここからは真剣なお願いなんだけど……」
「何?おそ松」
「パンツ見せてくんない?っで!いってーな!」
「クラア!!やっぱ全然成長してねーじゃねぇかクソ長男!!」
「いや全然違うからね。社会人も視野に入るようになってるから」
「性癖の守備範囲が広がっただけじゃねーか!」
「あはは!やっぱりおそ松は全然変わんないや!」