2021/03/20 発行 My Sweetie
2020年3月20日発行 My Sweetie

初めて出したプロヒーロー夢本です。ごはん本(軽食本)でもあります。
着手前はホントに書けるかなあと不安だったのですが、案外するっと書けましたね。
ただ初めてメインで書いたキャラも多かったので、解釈どうだろうかとちょっとドキドキしています。
各キャラのクラスタさんに受け入れてもらえるといいな。
今回いつもより不安が大きいのでここで語ることも多いかと思います。よろしければお付き合いください。
本のネタばれも含まれますので、苦手な方は本を読んでから見てね。

まずは装丁から
表紙:ミランダホワイト
本文用紙:ナチュラル
遊び紙:アート遊び紙・カフェ(←これがまた今回の本にぴったりなんよ)
加工:角丸
今回の装丁ほんとめちゃくちゃに可愛くて大満足です。ミランダもスノーホワイトではなくホワイトで正解。ほんのり黄みがかった色がかわいいです(自画自賛)
今回「マイトさんといっしょにごはん」同様角丸加工をしたんですが、ごはん本は毎回角丸にしちゃおっかな…ってくらいかわいいです(ころはオバーチャンなので何度でも同じことを言います)
印刷所はホープツーワン様、初めてお願いした印刷所様ですが、お手頃価格なのに印刷もきれいだし表紙いろいろ選べるし遊び紙かわいいのいっぱいあるし、〆切り遅めだしでいいこと尽くめ!
原稿5ミリ塗り足し、隠しノンブル、出力見本が必須だったり、フリーフォント非推奨だったりと、正直入稿するまでは面倒だなと思いましたが、仕上がりを見たらまたお願いしたいと思いました。

BGM…今回ホントいろいろ聴いたので……あんま覚えてないんですが、ファッさんのだけは覚えてます(笑)倖田來未さんの「恋のつぼみ」です。

内容とか
あなたに溺れる・・本をお持ちの方、まずは目次をご覧下さい。次に扉をご覧下さい。
………おわかりいただけただろうか……。
ハイ、やらかしました。扉ページ、タイトルの「あなた」が「貴方」になってます。すみません。
いきなりやらかして凹んでいますが、お話じたいはこれが一番すんなり書けたし一番のお気に入りです。セクシーなマイクちゃん、書いていてとても楽しかったです。
おちゃらけたイメージもあるみたいですが、私、マイクちゃんはとても美しくてセクシーでかっこいい男だと思っているので、そういう雰囲気で書きました。余談ですが、夢主の時計はカルティエのタンクで待ち合わせ場所はとらや赤坂店前です。

笑顔のままで・・マッスルマイトとふたりソロキャンプ。
オールマイトはトゥルーでも書くので一つくらいは恋愛にいたらない夢にしてもいいかなと思いこの内容になりました。そしてここでもお名前だけしれっと出てくる太志郎…スマヌ…これ書いた時すでに彼にドボンしていた故。
周囲から神のように思われているマイトさんですが、実はそうじゃないんだよ…でも彼は不屈の魂を持ってるから見てくれ…ナチュラルボーンヒーローを見てくれ…という気持ちで書きました。うまく表現できてたらいいなぁ。
この本では恋愛させなかったけど、別の場所(サイトとか本とか)でマイトちゃんと恋愛するルートがあるかもしれない、しないかもしれない。

魔法の手・・ファットで書くべきだろう…と思いながらもコミットの見た目が大好きなので今回はコミットで書きました。ファットさんといえばたこ焼きなので、メニューはやっぱりたこ焼きです。
今回ファッさんの家を事務所ビルの建物内にしたのは理由があります。ファッさんとこ、デザインからして借り物ではなく自社ビルですよね。で、場所は我々の世界で言う大阪的な大都市の繁華街。そんな一等地に二十代の若さでビルを建てたら、いくら彼が高級取りだからといって別に家を借りる余裕はないんちゃうか…と思いああいう形になりました。
ファッさんかわいいとカッコいいが同居するいいキャラですよね。
大阪弁の監修は星鷹泉さんにお願いしました。ありがとうございました。

悲しんでいる貴方を愛す・・一番最初にプロットができたのに、書き上げたのは一番最後だった気がする…本作。
とにかく難産でした。理由はわからない。
炎司さんは妻帯者なので片思い夢でございます。お茶の淹れ方は諸説あるので、作中にもあるとおりこの夢主はこうやって淹れるのね〜とライトに受け取っていただけると助かります。
あとこちらの本文では「あなた」と「貴方」両方で表記しております。これはミスではなく意図してやったことです。書き手のちいさなこだわりです。

THE LOBBY・・サーはアフタヌーンティー!
これは最初から決めていたんですが、気づいたら香港にまで行かせちゃってました。
作中ペニンスラになってますが、実在するペニンシュラホテルホンコンのアフタヌーンティーをイメージして書きました。こちらにするかラッフルズ(シンガポール)のハイティーにするかでめっちゃ迷いましたがあの白を基調にしたロビーこそがサーにふさわしいと思いペニンシュラにいたしました。
いや…サーくん美しいんで…ペニンシュラ香港のロビーがバチクソに似合うと思うので…。
以前書いた「月なき夜を」同様、こちらのサーも自分が早逝することを知っている設定で書いてます。
そして当サイトの「月影の虹」の「HOLY NIGHT」とひそかにつながってます…気づいたひとはいるかなぁ。

Le chat noir・・相澤くんは炎司の次に難産でした。でも書いていてとても楽しかったな。
「よろしくね」っていう最後のセリフが言わせたくて書いたお話です。
いや、ほんとカッコいいよねイレイザー。
こういったら語弊があるかもしれないんだけど、彼は作中屈指の立派な大人なんじゃないかとわたし思ってます。あのひとが授業の合間に寝袋使って寝るのは怠惰だからじゃなくて、教師の仕事をしながら夜もパトロールしてるからだよなきっと…という解釈の元書きました。教師の鑑、ヒーローの鑑。そんなザワ先に恋愛させていいんだろうか…と悩みつつ書き上げたこのお話。かっこいい+かわいいと思っていただけたら嬉しいな。

1000歩のマーチ・・しれっと日和シリーズの夢主を引っ張ってきました。
テーブルセッティングをがんばるマイトちゃんとかかわいいなーと思って書いたお話です。あと彼ってちいさな記念日とかも大事にしそうだなと。
その道の大家に平気で教えを請うマイトちゃん。彼はそれが許されるオトコなんですよね…平和の象徴だったのも理由のひとつですが、マイトちゃんの持つかわいさがみんなのガードを壊していく。トシノリヤギ…まじギルティ。

という感じでめちゃくちゃに楽しみながら書きました。
こういう本、また機会があったら出してみたいです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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月とうさぎ