「天海の銀 地上の黄金」あとがき
個人で通信頒布するつもりで発行した初めての夢本。
サイトからの完全再録です。
この本、フォントサイズを間違えてしまったため、文字が大きくてめちゃくちゃに読みにくい。お持ちの方申し訳ない…。
何度か語っているので移転前から拙宅に来ていらっしゃる方はすでにご存知かと思いますが、サイトを作るにあたって一番最初に思いついた長編が、このお話でした。
ただこのお話、夢主の過去があまり明るくないでしょう。ですからもう少しとっつきやすい話を…と思って書いたのが「1ダースの薔薇をあなたに」なのです。書き上げたのはあちらが先ですが、物語の骨子はこちらが先にありました。
当時ね、笑っていないオールマイトが書きたかったんですよ。今のオールマイトはけっこう感情を表に出していますが、私がサイトを開設した頃はそうでもなかった。彼はいつも笑ってました。
だから、彼の笑顔の仮面を引っぺがすような話を書きたくて、オールマイト夢を始めたんです。
そこで生まれたのが「天海の銀〜」の本編でした。
オールマイトの「ひと」としての部分を書きたい、今でもそう思い続けながら活動しています。
けれど私の根本に、「ヒーローとしての彼は完全無欠の孤高の存在であるし、本人もそうあろうとしている」という考えもまた、あるんです
ヒーローであるオールマイトは孤高の人だけれど、「完全無欠のオールマイト」の笑顔の仮面をはずした彼は弱いところもずるいところもある普通の男性。
その普通の男性が孤高のヒーローであろうとする時に生まれるひずみや、夢主と恋愛することによって浮き彫りになる「オールマイトーー八木俊典ーー」の生きざまを書けたらいいなと思いながら活動しています。
勝手だったり大人のオトコ特有のずるさを内包しながら、それでもたったひとりで世界を支えようとした男と、その「日常」を支え彼の側に寄り添う女性の姿を、これからも拙いながらも書ければなあと思っています。
ちなみにこの話だけでなく「月とうさぎ」のオールマイト夢小説は、総じてそういうスタンスです。
そしてこの「天海の銀 地上の黄金」ですが、内容や文章はともかく、話の中にもサブタイトルにも「月」と「うさぎ」をうまく練り込めたんじゃないか…と私が一人自己満足にひたれる話でもあります。
ただこのお話、番外編で先走ってしまったため、原作とは違った方向に進んでしまいました。
書き上げた番外編はそのまま残して原作軸に添った話を書いていくのか、それとも番外編ごと書き直すのか。
未だ思案中ではありますが、決まり次第行動に移していきたいと考えております。
この夢主で「神野の悪夢」を書きたいんですよね。
たぶん、うちの一般人夢主の中で、一番肝が据わっているのがこの子なんじゃないかと思うんですよね…この夢主が「神野」をどう受け止めるのか、どう見守るのか、いつか書いてみたいです。いつになるかなぁ。
(上記の部分を2019年2月に本にしたのが「穹の箱船 夜の紅鏡」です)
余談ですがこちらのおはなし「てんかいのぎん ちじょうのきん」と読みます。
長文にもかかわらず最後まで読んでくださりありがとうございました。
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