つり目の生活
me

▽2021/08/19(Thu)

八月ももう中旬、

今年は夏の匂いも、蝉の声もずっとずっと少なかった。
去年よりも更に少なく感じた。
でも、時間としては去年よりも多く有意義な時間を仕えていたはずなのに

焦がれるような性欲が無くなった。
恋人に対して愛が薄れたとかそういう訳ではなく、何となく私の中で潤いが枯渇してしまったような気がして

勿論、セックスはするし、今でも愛おしいことには変わりはないけれど、
それでもどこか酷く静かな自分が居る。

秋の匂いに触れられたなら、もう少し透明感は湧き出るのだろうか?

これからしばらくはちゃんとお弁当を作ろう。
そして、彼と旅行に出掛けたい

あわよくば今年の秋が良かったけれど、年を越してしまうだろうかなあ、

丁度いい季節に、夏の終わりを感じる寂寥感に憂いながら、睫毛の長い彼の横顔を温泉から見ていたい。

少しだけ良い旅館に泊まって、貸切の温泉を二人で楽しみながら。
二人で温泉はまだ入ったことがないから、
秋の夜長に湯船からお湯を溢れさせて、揺れていたい、

愛おしい恋人と、これから枯れゆく傷心に、仄かな灯りで染めてみたい。






prevnext