ラドガルジア(レントラー♂)


れいせい|ちょっぴり強情|こんじょう
29歳(享年150歳程度)|183cm|俺/きみ

故人。
排他的で他者との線引きが強い。
他人に淡白な態度を取りがちな一方で心を開いた相手には重たい感情を向ける。
他所行きの笑顔と本物の笑顔の温度感が全然違う。
面倒見がいい性格で一歩踏み込んできた相手には一生世話を焼いて甘やかしてしまう。


魔法使い。
魔法の名家の生まれで魔法の天才。
しかし天才として扱われることに疲れ、若い頃に家を出たきりあまり家には帰っていない。

移住先では料理屋を営んでいた。料理は魔法を使ってしまえばいくらでも味付けを足してしまえて、料理の味とは関係なく別の味の感覚を植え付けることすらできて不正をしている感覚が強かったため料理には魔法を使わないことを信条としていた。ただし体調の悪い相手に食べさせる料理にかける祝福の魔法だけは使ってもよいこととしていた。

シルヴィエ(エアームド♂)は料理屋の客だった。
料理には魔法は使わないものの身分は隠していなかったため他の魔法使いから“あの”ラドガルジアが何故料理屋をなどと言われてうんざりすることが多かった中で、シルヴィエは唯一魔法使いであることはわかっていながらラドガルジアの身分には触れずただ「料理がおいしくて感激した」と伝えてきたひとだった。
シルヴィエは何度もこの店に足を運ぶようになり、その度に「とんでもなくおいしい」「この店の料理は今まで食べた中で一番おいしい」と伝えて帰っていた。普段客との会話は最低限しかしないラドガルジアだったがこの頃のシルヴィエとは何気ない会話も交わすようになっていた。
ラドガルジアはここまで自身の魔法以外の面を褒められたことはなく、嬉しいようなむず痒いような気持ちになっていて少し心の壁が崩れかけていた。

そんなある日「ラドガルジアがあのヴルグ家の天才だということを知った」「今まで知らなかった」とシルヴィエに告げられる。
ラドガルジアはああ今まで知らなかっただけでそちら側になってしまうのかと落胆しかけたが、「そんなに魔法を使いこなせるひとなのに魔法も使わずにこんなにおいしい料理を作っているなんてすごい」「できるなら毎日でも食べたいぐらいです」と言ってくるシルヴィエについ「毎日でも作ってあげるよ」と言ってしまい、これでは愛の告白だと思ったところで自身の感情に気付く。
照れ臭くなり「じゃなくてその、」と言葉を続けようとするラドガルジアにシルヴィエはラドガルジアの感情を察して「じゃあご馳走になっちゃおうかな。ご飯だけじゃなく、何でも」とこちらも少し照れながら返す。
この日をきっかけに二人は今まで以上に親しくなり店の外でも会うようになる。そのうちに二人は恋仲となり生活を共にするようになった。


恋人となってからのラドガルジアはシルヴィエのことをぐずぐずに甘やかすようになった。シルヴィエは最初の頃からの変わりように驚きつつも抵抗なく愛されていた。また希死念慮を抱きがちなシルヴィエにも柔らかく包み込むような言葉をかけていた。

シルヴィエの描く絵が好きで額に入れて飾っては照れ臭がられていた。亡くなる直前にはもう家に飾る場所が無くて困っていた。

ラドガルジアは魔法の扱いが不器用だったシルヴィエの師となり魔法を教えていた。天才として扱われることは苦手だったが他でもないシルヴィエに教えることは楽しくてこのために魔法が上手に生まれてきたんだと思っていた。

シルヴィエからは「ラド」と呼ばれている。
フルネームはラドガルジア・ヴルグ。


魔法使いは他の魔法使いの身体の一部を喰らうことでその魔法使いの魔力を取り込むことができるため実力のない者は狙われることが多く、最期は魔法使い達からの襲撃を受けたシルヴィエを庇って死んだ。
その魔法使い達はラドガルジアが死んだ後のシルヴィエの気迫とその気迫から発生する幻影魔法に負けて姿を消した。