午後3時

お昼時の混雑の時間も過ぎ、
休憩がてら一服をしている名前。

この後はケーキの仕込みでもしようかなと
考えていると、飼い猫であり、
この店の看板猫でもある茶豆が「にゃー」
と、すりよってきた。

おそらく茶豆は腹が減ったのである。


しょうがないやつめ。
と思いながら、煮干しを2匹やると、
うみゃーと言いながら幸せそうに
煮干しを食べているので、名前も
ついつい幸せな顔になってしまう。


煙草の火を消し、さて、と立ち上がると、


-----カランカラン

「ういーやってるう?」

「いらっしゃいませ。お好きな席へどうぞ」

というと、男はカウンター席に座った。

男は、銀色のふわふわした髪の毛で
名前はついついじいっとみてしまった。

さ、触りたい!という欲をなんとか抑え、
ふわふわした髪の男にお冷をだし、
注文を伺うと、

「ねぇ…俺の頭なんかついてる…?
天パだから…?天パだから見たの…?」

と、なんか泣きそうな顔をしているではないか!
いい大人が天パを気にして泣くのか!
と思いながらもたしかにみつめてしまったのは
申し訳ないなと思い、

「みつめてしまってすみません。
ただあまりにも素敵だなと思って見惚れてしまいました」
というと、

「えっ!あっ、なに!そうだったの!
見惚れちゃったの!あーら!だったら
はやくそういってよー!」

とほっぺを赤くしているので
単純でよかったなあと名前は安堵した。


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