「……本当に、桜花はぼくには勿体ないくらいの奥さんだよ」
ぼくが何気なしにそう呟くと、
ピアノを弾いていた桜花は手を止めて、ぼくの方を振り向いて微笑んだ。
「……あら龍一ったら、急にどうしたの?」
「いや、ただ…ぼくは本当に幸せだと思っただけだよ」
「……君が、ぼくの昔の事を知った時も」
「ぼくが、弁護士バッジを剥奪された時も」
「ぼくが、みぬきを連れて来た時も」
「ぼくがもう一度、弁護士になろうとした時も」
「君は、いつもぼくの側に居て助けてくれた……」
「それが罰当たりなくらい幸せすぎて……それがただ、怖いんだ」
ぼくが言葉を言い終わると、桜花はくすくす、と嬉しそうに笑った。
「ふふっ……当たり前じゃない。龍一は幸せ者に決まってるわ!」
「…えっ?」
「なぜ私が龍一にこんなに尽くすかって?なぜ龍一はこんなに幸せなのかって?」
「……それは私が、龍一を心の奥底から愛しているからよ。」
「でなければ……神の地位を捨ててまで龍一と夫婦になったりしないわ、そうでしょう?」
桜花はそう言ってもう一度笑うと、さっきまで弾いていた曲をまた弾き始めた。
ぼくは少しだけあっけにとられたが、すぐに我に返り、
桜花の背中に「……全くだね」と小さく返した。
『愛しているよ、心の奥底から』
(お互いに何があっても、側に居ると決めたから。)
(君が側に居てくれるだけで ぼくは十分に幸せなんだ)
成歩堂夫婦はべったりが基本です。
ダルホドはキャラつかめなかったので5ナルホドを……
え?大して変わらない?……気にするな!!
20151228