「·····ん〜?」
黒と白のハーフカラーの髪をした一人の女性が、倒されている近界民の目の前で不思議そうに首を傾げていた。
「おっかしいなぁ、他の隊が先に来てたとか·····?」
その時、近くからスナイパーライフルを抱えた少女が現れる。
·····その少女も、紫と白のハーフカラーの髪の毛をしていた。
「た、隊長さん。もう倒しちゃったんですね·····さ、さすがです·····」
「いや、違うんだよあずきちゃん。」
「·····違うって、何がですか?」
「こいつ、私が来る前にもう倒されてたっぽいのよね。あずきちゃんの近くにほかの部隊居た?」
「いいえ、誰も来てませんよ。ここにいるのはキャンサー隊だけのはずです」
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